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思いを馳せる風景

スマホの画面を指で弾く。時折り動きを止めタップする。


コロナ禍の中、都民の行動自粛が始まり7ヶ月。正直ここまでストレスを感じるとは思わなかった。

風景、風、気温、匂い、食など五感で季節を感じられないことがつらい。


ブログを書く為にネタを探す。スマホのアルバムを開き写真をスクロールする。最初はネタ探しだったが、すぐにその目的は消え、色々な場所に行った時の写真を見ながら懐かしむ。


2018年度に栃木県大田原市からの依頼でサイクルツーリズムPR動画の製作を手掛けた。

大田原市の黒羽はあの松尾芭蕉が奥の細道で最も長く滞在した地でも有名で、情緒ある風景や由緒あるお寺などもあり心が和む地である。

その大田原へ動画の構成、キャスティング、撮影の段取りなどを組み立てる為に何度も何度も訪問し、多くの方と出会いお話を聞いた。常に何かを始める時、「調べる」「知る」は基本中の基本。「知っている」ではなく「今を知る」為にはその場に立ち、自分で感じ取り様々な考えや、様々な良いところ、様々な問題点、様々な文化や歴史を知る。この気づきは必ずしも地域の中にいるからといって感じることではない。普段からある風景が当たり前のことになっている。だから「適度な距離」で見る目がとても大切。



地方において変わることも重要だか、守ることはさらに重要かつ難しいこと。

特にオンリーワンの風景、歴史や文化はその地域のかけがえのないもの。これが一番の財産。この財産をどう活かして行くのか、それは「人」地域の人々が主体となることが大切。そんな皆さんと協力し合って、計画を立て一つ一つ積み上げて行きたい。


新しい生活様式の中で、また地域と関わって様々な方々と話し、知りたいと、スマホの小さなアルバムを見て感じました。


NFORCE 長島

2018-2019年の撮影の模様


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