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時代のファッションを写す"ネームタグ"

こんにちは、NFORCEの3Gです。


「THISISASWEATER.」(ディス イズ ア セーター)

突然ですが、実はこれブランド名なんです。

なんとも印象的ではありませんか?

こちらは私の出身地の山形県にある、米富繊維様が2020年にスタートされたオリジナルのブランドです。もともと米富繊維様初の自社ブランドである「COOHEM(コーヘン)」が好きで、この間SNSで見つけた印象的なネームタグから、こちらのブランドを知りました。


ネームタグにあまり深く意識を向けたことがありませんが、ふと考えてみると、お店に行って洋服を見ているとき、家で洋服をハンガーにかけているとき…結構な頻度で目に付くものですよね。



そもそも「ネームタグ」とはなんなのか。

調べてみると、呼び名もさまざまで「織マーク(織ネーム)」と呼ぶのが業界では一般的なようです。明治の末期頃、高級洋品にロンドンから輸入された織マークが縫い付けられていたことが発祥とされており、日本で織マークが製造され始めたのは明治44年頃とのことです。


織マークと呼ばれる通り糸を織っているため凹凸があり、織り方もさまざまです。プリントと違い剥がれたりせず、かつブランドの特徴やコンセプトに合わせて糸や織り方をこだわることができる点が素敵ですし、当時洋服に高級感を持たせるために付けられたというのも理解できます。


現在の洋服のタグは直接プリントされるタイプが多く、肌に触れるインナーなどは特にネームプリントが増えている実感があります。実際に私も使用していますが、ストレスフリーで画期的ですし、タグも用途に合わせて形を変えているということがわかります。


今回、米富繊維様の新ブランド「THISISASWEATER.」をきっかけに「織マーク」について調べてみましたが、高級感重視でタグが付いていたと知っていた方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。考えれば、タグも時代や用途に合わせて変化していて当たり前なのですが、正直驚きました。現在のタグの役割は、商品説明だけでなく、よりデザイン要素に近づいているように思います。さっそく手持ちの洋服の「織マーク」を見比べてみるところから始めましょうか。


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